― 好きでい続けること ―
子どもたちに、
「将来、何になりたい?」
と聞くと、
「プロサッカー選手!」
と答える子がいます。
私たちPONO FOOTBALL CLUBにとっても、子どもたちが大きな夢を持つことは、とても嬉しいことです。
Jリーグのピッチに立ちたい。
日本代表になりたい。
海外でプレーしたい。
そんな大きな夢を持って、毎日の練習に取り組んでほしいと思っています。
でも同時に、私たちは子どもたちに伝えていきたいことがあります。
「サッカー選手の形は、一つじゃない」
ということです。

プロだけが「サッカー選手」ではない
日本にはJ1、J2、J3があります。
その下にも、JFL、地域リーグ、都道府県リーグなど、たくさんのカテゴリーがあります。
もちろん、プロとしてサッカーだけで生活する選手もいます。
一方で、スポンサー企業や地域の企業で仕事をしながら、社会人チームで本気でサッカーを続けている選手もいます。
平日は仕事をする。
仕事が終わればトレーニングへ向かう。
週末になればユニフォームを着て、チームのため、応援してくれる人たちのために全力で戦う。
カテゴリーによっては、アマチュアであっても大きなスタジアムで試合をすることがあります。
1,000人。
3,000人。
5,000人。
時には10,000人規模の観客の前でプレーすることだってあります。
そこには、プロとはまた違った熱さがあります。
仕事をしながらでも、本気でサッカーをする。
地域を背負って戦う。
仲間と勝利を目指す。
応援してくれる人たちがいる。
子どもの頃から大好きだったサッカーを、大人になっても本気で続けている。
それも、素晴らしい「サッカー選手の形」だと私たちは思っています。

「置かれた場所で咲く」ということ
サッカーを続けていれば、思い通りにならないことがたくさんあります。
試合に出られない。
レギュラーになれない。
選抜に入れない。
希望していたチームに行けない。
怪我をする。
自分より上手な選手が現れる。
そして、サッカーを続けていけばいくほど、カテゴリーや評価というものもついてきます。
でも、人生はそこで終わりではありません。
大切なのは、
「今、自分がいる場所で何ができるのか」
だと思います。
J1ならJ1。
J3ならJ3。
JFLならJFL。
地域リーグなら地域リーグ。
社会人リーグなら社会人リーグ。
そして、小学生なら今いるチームで。
どこにいるかだけではなく、その場所でどれだけ一生懸命サッカーと向き合えるか。
置かれた場所で咲く。
そこにも、サッカーの素晴らしさがあります。

一番大切なのは「サッカーを好きでい続けること」
私たちが子どもたちに一番願っていること。
それは、
サッカーを好きでい続けてほしい。
ということです。
上手になることも大切です。
試合に勝つことも大切です。
大会で優勝することも、選抜に選ばれることも、もちろん素晴らしいことです。
でも、それ以上に大切なものがあります。
10歳でサッカーが大好きだった子が、
15歳になってもサッカーが好き。
20歳になってもサッカーが好き。
30歳になってもサッカーが好き。
選手として続けてもいい。
指導者になってもいい。
審判になってもいい。
サッカーに関わる仕事をしてもいい。
自分の子どもとボールを蹴るお父さん、お母さんになってもいい。
週末に仲間とサッカーを楽しんでもいい。
スタジアムへ行って大好きなクラブを応援してもいい。
サッカーとの関わり方は、それぞれでいい。
PONOで過ごした時間が、その子の人生の中で「サッカーって楽しかったな」と思える時間になってほしい。
それが私たちの願いです。

だからこそ、大人が変わらなければいけない
子どもたちにサッカーを好きでい続けてもらうためには、私たち大人の責任も大きいと思っています。
暴言。
暴力。
必要以上の叱責。
ミスをした子どもを追い詰めるような言葉。
勝つことだけを求め、子どもの気持ちを置き去りにしてしまうこと。
こうしたものを、少年サッカーの世界から少しずつでもなくしていかなければいけません。
子どもたちは、失敗します。
パスをミスします。
シュートを外します。
判断を間違えます。
試合で負けます。
時には練習に集中できない日だってあります。
でも、それでいい。
失敗するから考える。
悔しいから練習する。
できなかったことが、できるようになる。
その繰り返しが成長です。
大人が先回りして答えを全部与えるのではなく、子ども自身が考え、挑戦し、失敗し、また挑戦できる環境をつくる。
私たち指導者も、常にそこを忘れてはいけないと思っています。

子どもたちは、驚くほど早く大きくなります
そして、保護者の皆様にも伝えたいことがあります。
子どもたちは、本当にあっという間に大きくなります。
今、一生懸命ボールを追いかけている姿。
試合に負けて悔しそうにしている姿。
初めてできたプレーを嬉しそうに話してくれる姿。
仲間とふざけて笑っている姿。
試合前に緊張している姿。
うまくいかなくて悩んでいる姿。
それでも次の日には、またボールを蹴っている姿。
全部、今しか見ることのできない姿です。
数年後には、身体も大きくなります。
声も変わります。
自分で電車に乗って練習へ行くようになるかもしれません。
親にサッカーの話をあまりしなくなる時期も来るかもしれません。
そしていつか、少年サッカーは終わります。
だからこそ、今しか見ることのできない子どもたちの姿を、たくさん見てあげてほしいと思います。
結果だけではなく、その過程を。
ゴールだけではなく、そこまでの努力を。
勝った試合だけではなく、負けて悔しがっている姿も。
子どもたちの成長や葛藤、前向きに頑張る姿、そして何より楽しそうにサッカーをしている姿を、たくさん見てあげてください。

「今日の結果」より、その先の人生へ
PONO FOOTBALL CLUBは、もちろん勝利を目指します。
上手くなってほしい。
強くなってほしい。
高いレベルにも挑戦してほしい。
大きな夢を持ってほしい。
本気でプロを目指す選手がいるなら、私たちも本気で応援します。
でも、小学生年代の一つの試合の勝敗だけで、その子の未来は決まりません。
今レギュラーだから将来成功するとも限らない。
今試合に出られないから未来がないわけでもない。
成長のスピードも、花が開くタイミングも、一人ひとり違います。
だから、焦らなくていい。
比べすぎなくていい。
それぞれの場所で、それぞれの速度で成長していけばいい。

サッカー選手の形は、それぞれ
プロサッカー選手になる。
社会人チームでプレーする。
仕事をしながらスタジアムのピッチに立つ。
指導者になる。
審判になる。
サッカーに関わる仕事をする。
週末に仲間とボールを蹴る。
自分の子どもとサッカーをする。
スタジアムでサッカーを応援する。
どれも素晴らしいサッカー人生です。
大切なのは、どのカテゴリーにいるかだけではありません。
サッカーを好きでい続けられること。
そして、その時その時の自分の場所で、一生懸命咲こうとすること。
PONO FOOTBALL CLUBでサッカーをした子どもたちが、10年後、20年後もサッカーを好きでいてくれたら。
そしていつか大人になった時、
「子どもの頃、サッカー楽しかったな」
と思ってくれたら。
それは私たちにとって、とても大きな喜びです。
勝った日も。
負けた日も。
上手くいった日も。
悔しくて泣いた日も。
全部が子どもたちの成長です。
私たち大人は、子どもたちが自分の力で歩いていく姿を、少し後ろから見守っていきたいと思います。
子どもたちが、大好きなサッカーを、大好きなまま続けられるように。
サッカー選手の形は、それぞれ。
置かれた場所で、自分らしく咲けばいい。
そして何より、
ずっとサッカーを好きでいてほしい。
PONO FOOTBALL CLUBは、これからも子どもたち一人ひとりの成長と、その先に続く長いサッカー人生を大切にしていきます。
PONO FOOTBALL CLUB

