ポノフットボールクラブ

PONO FOOTBALL CLUB、初めてのJAカップ。

2026年9月13日。

PONO FOOTBALL CLUB、初めてのJAカップ。

二次トーナメント、ベスト16。

結果は、0-10。

僕らの挑戦はここで終わりました。

悔しい。

本当に悔しい。

10点という数字を見れば、何もできなかったように見えるかもしれない。

力の差があった。

それも事実です。

言い訳をするつもりもありません。

負けは負け。

僕らは完敗しました。

でもね。

だからって、僕らがここで終わると思ったら大間違いです。

僕らは、こんなことでサッカーを辞めない。

こんなことで、自分たちのやってきたことを疑わない。

こんなことで、下を向き続けない。

だって僕らは、もっとすごいところから始まったチームだから。


PONO FOOTBALL CLUBを立ち上げた当初。

僕らは、0-26で負けたことがあります。

サッカーのスコアとは思えないような数字です。

点を取られて。

また取られて。

それでも試合は終わらない。

あの日のことを僕は忘れていません。

そこから、数え切れないくらい負けてきました。

大差で負けたこともある。

思うようにいかないこともあった。

「本当にこのやり方でいいのか」

そう思われたこともあったかもしれません。

それでも僕らは続けてきました。

目の前の勝敗だけで、子どもたちの可能性を決めたくなかったからです。

自分で考える。

自分で決める。

自分で行動する。

失敗する。

悔しい思いをする。

そして、また自分で立ち上がる。

時間はかかります。

効率が悪く見えることだってあります。

大人が全部教えてしまった方が、早く勝てることもあるかもしれない。

でも僕は、

「今、勝てる選手」

だけを育てたいわけじゃない。

いつか誰かに言われなくても、自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分の意志で戦える。

そんな本物の自立したサッカー選手になってほしい。

だから、僕らはこの道を進みます。


0-10。

恥ずかしいか?

恥ずかしくたっていい。

悔しいか?

悔しくていい。

泣きたいか?

泣いたっていい。

逃げたくなるくらい苦しいなら、それも今の自分の本当の気持ちです。

全部経験すればいい。

僕自身、現役時代に何度も敗戦を経験しました。

悔しくて仕方なかった試合。

自分の力のなさを突きつけられた試合。

逃げ出したくなったこともある。

サッカーなんて、うまくいかないことの方が多い。

でも、不思議なもので。

それでもまたグラウンドに立つんです。

またボールを蹴る。

また勝ちたいと思う。

また上手くなりたいと思う。

そして、また挑戦する。

だからサッカーは面白い。


選手たちへ。

今回の0-10を忘れなくていい。

むしろ、覚えていてほしい。

この悔しさを、無理に消す必要なんてない。

でも一つだけ期待しています。

この敗戦をきっかけに、

君たちの中から、本当の「負けず嫌い」が出てきてほしい。

コーチに怒られたから走るんじゃない。

お父さん、お母さんに言われたから練習するんじゃない。

試合に出たいからだけでもない。

自分自身が、

「もう負けたくない」

「もっと上手くなりたい」

「あいつに勝ちたい」

「次は絶対にやり返したい」

そう思ってほしい。

それが本当の闘争心だと思う。

ただし。

ここを勘違いしてほしくない。

僕らは、この0-10を根性論だけで解決するつもりはありません。

「もっと気合いを入れろ」

「もっと走れ」

「気持ちで負けるな」

それだけで10点の差が埋まるなら、サッカーはそんなに難しくない。

今回、相手から受けたプレッシャー。

ボールを持った瞬間に寄せてくる速さ。

考える時間を与えてくれない圧力。

その中で、いつもならできることができなくなった。

だったら答えは、

もっと上手くなることです。

相手がどれだけ速く寄せてきても、慌てずボールを扱える技術。

プレッシャーが来る前に周りを観る力。

次に何が起こるのかを予測する力。

狭い場所でもボールを失わない技術。

相手を見て、自分で判断して、プレーを選べる力。

そして、怖がらずにボールを受ける勇気。

全部、身につけよう。

相手の圧に負けないくらい、

圧倒的に技術を磨こう。

もっともっと、サッカーが上手くなろう。

「気持ちで戦え」

だけじゃない。

気持ちがあるのは当たり前。

その気持ちを、

技術に変えよう。

判断に変えよう。

行動に変えよう。

日々のトレーニングに変えよう。

悔しかったなら、上手くなればいい。

勝ちたいなら、上手くなればいい。

ボールを取られたくないなら、もっとボールを触ればいい。

相手のプレッシャーが怖かったなら、そのプレッシャーすら楽しめるくらい技術を身につければいい。

そして、ここからが一番大事です。

やるのは、君たちだよ。

コーチじゃない。

お父さんでも、お母さんでもない。

ピッチに立つのは君たちです。

ボールを受けるのも君たち。

判断するのも君たち。

失敗するのも君たち。

そして、

その失敗を乗り越えるのも君たちです。

僕らコーチは、いくらでも手伝います。

一緒に考える。

練習する環境も作る。

必要なことも伝える。

失敗したら何度でも付き合う。

でも、

君たちの代わりに上手くなることだけはできない。

最後は自分です。

だから、自分からやろう。

自分からボールを触ろう。

自分から考えよう。

自分から挑戦しよう。

「コーチ、どうすればいい?」

だけじゃなく、

「俺はこうしたい」

と言える選手になろう。

それが僕らの考える「自立」だと思っています。

本当の闘争心も、大人に植え付けられるものじゃない。

自分の中から湧き上がってくるものです。

今回の0-10が、その火をつけてくれるなら。

この敗戦には、とてつもなく大きな価値がある。

だから俺は期待しています。

次のトレーニングで君たちがどんな顔をしてグラウンドに来るのか。

ボール一つをどれだけ大切に扱うのか。

1対1で負けたときにどうするのか。

相手のプレッシャーを受けたときに逃げるのか。

それとも、

「もう一回、俺にボールをくれ」

と言えるのか。

誰かに言われる前に、自分から動けるのか。

0-10で負けたことより、

その後、君たちがどうするのか。

俺が見たいのは、そこです。


PONOはまだ始まったばかりです。

2025年。

実績も何もないところからスタートしたクラブです。

そんなクラブを信じて入ってきてくれた選手たちがいる。

信じて送り出してくださった保護者の皆様がいる。

そして今回、クラブとして初めてJAカップに挑戦することができました。

一次リーグを戦い抜き、

二次トーナメントへ進み、

ベスト16まで来た。

そして最後に、0-10で叩きのめされた。

最高じゃないですか。

まだまだ上がある。

まだまだ強い奴らがいる。

まだまだ上手い奴らがいる。

そして、

自分たちには、まだまだ伸びしろがある。

こんなにはっきり教えてもらえた。

だったら、やることは一つです。

上手くなろう。

強くなろう。


僕は「負けてもいい」と思ってサッカーをしているわけではありません。

勝ちたいです。

めちゃくちゃ勝ちたい。

選手たちと一緒に勝って、喜びたい。

都大会にも行きたい。

もっともっと上に行きたい。

だからこそ、

負けたときに逃げないチームでありたい。

都合の悪い結果から目を逸らさない。

誰かのせいにしない。

相手のせいにしない。

審判のせいにしない。

環境のせいにしない。

そして、自分たちの可能性まで否定しない。

結果を受け止めて、

自分たちに何が足りなかったのかを考えて、

また練習する。

技術を磨く。

判断を磨く。

サッカーを知る。

そして、もう一度挑む。

それだけです。


0-26から始まった僕らが、

今回0-10で負けた。

数字だけ見たら、また大敗です。

でも僕には、同じ敗戦には見えません。

ここまで歩いてきた時間を知っているから。

できなかったことが、できるようになった。

戦えなかった相手と、戦えるようになった。

勝てなかった試合で、勝てるようになった。

大会で優勝する喜びも知った。

公式戦の緊張感も知った。

そして今回、

上には上がいることも知った。

全部、成長です。

だから俺は、

今回の敗戦でこの子たちの未来を悲観するどころか、

この先がもっと楽しみになりました。

ここからどう変わるんだろう。

誰が一番悔しさを行動に変えるんだろう。

誰が一番ボールを触るんだろう。

誰が最初に本当の負けず嫌いになるんだろう。

誰が仲間を引っ張るようになるんだろう。

楽しみにしています。


借りたものは、お返しするのさ。

0-10。

しっかり覚えておこう。

相手へのリスペクトを忘れずに。

負けた事実を受け止めて。

もっと練習して。

もっと考えて。

もっと上手くなって。

もっと強くなって。

いつかまた同じ舞台で会えたなら、

今度は僕らが成長した姿を見せよう。

必ずやり返そう。

そのためには、一日一日の積み重ねしかありません。

近道なんてない。

魔法もない。

根性だけでもない。

技術を磨く。

頭を使う。

自分で考える。

そして昨日の自分を少しずつ超えていく。

それを毎日続ける。


「負けてない。」

そう書くと、0-10なのに何を言っているんだと思われるかもしれません。

もちろん、試合には負けました。

でも、

挑戦することをやめない限り、

僕ら自身はまだ負けていない。

転んだことが敗北じゃない。

立ち上がることをやめたときが、本当の敗北だと思っています。

だったら僕らは、何度でも立ち上がればいい。

0-26でも立ち上がった。

何度負けても立ち上がった。

今回の0-10でも、また立ち上がる。

次も負けるかもしれない。

また悔しい思いをするかもしれない。

それでもやる。

それでも挑む。

それでもボールを蹴る。

なぜなら、

僕らはまだ何も成し遂げていないから。


勝つまで辞めない。

できるようになるまでやる。

ただし、

気合いだけで勝とうとするな。

上手くなって勝とう。

考えて勝とう。

自分たちで判断して勝とう。

そしていつか、

「あの0-10があったから今がある」

みんなで笑って言える日を作ろう。

この敗戦が、

君たちの心の奥にある本当の闘争心を呼び起こしてくれることを期待しています。

悔しさを知っている選手は強い。

負けを知っている選手も強い。

でも一番強いのは、

負けたあと、自分の力で立ち上がり、

「じゃあ俺はどうすれば上手くなれる?」

と考えて行動できる選手です。

そんな選手になろう。

サッカーだけじゃない。

この先の人生で何度転んでも、

「じゃあ、ここからどうする?」

と自分に問いかけられる人間になってほしい。

それが僕らが大切にしている「自立」です。


最後になりますが、

会場まで足を運び、最後まで熱い応援をしてくださった保護者の皆様。

本当にありがとうございました。

勝つ姿をお見せすることができず、僕自身、本当に悔しいです。

それでも、僕らはまたやります。

ブレずに。

焦らずに。

でも、誰よりも本気で。

子どもたちの可能性を信じて、

また一から積み上げていきます。

そして選手たち。

顔を上げよう。

まだ小学4年生だ。

君たちのサッカー人生は、

まだ始まったばかりだよ。

0-10?

上等じゃないか。

ここからどこまで行けるか。

俺たちで証明しよう。

もっと上手くなろう。

必ず強くなる。

必ず成長する。

そしていつの日か、

必ずやり返そう。

借りたものは、きっちりお返ししよう。

僕らはまた立ち上がる。

何度でも。

何度でも。

勝つまで辞めない。

でも最後に、もう一度。

やるのは君たちだよ。

僕らは君たちを信じています。

これからも僕らは、

僕らのサッカーをやり続けます。

PONO FOOTBALL CLUB

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