ポノフットボールクラブ

「軸があるチームが勝つ」——ヴァンラーレ八戸時代に学んだ一話

こんにちは、PONOフットボールクラブ代表の久利です。今日は、私のサッカー人生の中でも特に印象に残っている、ある忘れられないエピソードを皆さんにご紹介したいと思います。

それは、私がヴァンラーレ八戸に所属していた頃のこと。当時の監督である山田松市さんと一緒に、古武術の先生とともにサッカーの試合を観戦する機会がありました。

その古武術の先生は、サッカーの専門家ではありません。ルールや戦術に詳しいわけでもなければ、特定のチームを応援していたわけでもありません。けれど、試合開始前、先生はこう言ったのです。

「この試合、○○チームが勝つね。理由は、あのチームの選手たちは“軸”があるから。」

“軸”とは何か? サッカーで言えば、体幹の安定、バランスの取り方、姿勢の保ち方、そして動き出しの質。古武術においては、重心の位置や、無駄のない動き、地面とのつながりなど、身体の使い方全体を意味します。

試合が始まってすぐ、その意味が分かりました。先生が“軸がある”と見抜いたチームの選手たちは、どんなプレーでもブレがない。球際に強く、切り返しにも安定感があり、最後までパフォーマンスが落ちませんでした。

そして結果は——先生の言った通り、そのチームが勝ちました。

私はこの出来事から、「サッカーにおける“強さ”とは何か」を改めて考えさせられました。スピードやテクニックももちろん大事。でもそれを支えているのは、“身体の軸”、つまり “土台”の力 なんです。


PONOが大切にする「軸」

このエピソードは、まさにPONOフットボールクラブが大切にしていることと重なります。
私たちは技術や戦術だけでなく、「心・体・意識の軸」を整えることをトレーニングの土台にしています。

  • ぶれない姿勢
  • 自分の体を知ること
  • 正直に向き合い、勇気を持って行動すること

それは、サッカーの技術向上に留まらず、人生を前に進める力にもつながると信じています。

選手一人ひとりの「軸」が育つクラブでありたい。
それが、私たちPONOフットボールクラブの願いです。

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