「自発の芽」が育ち始めた――子どもたちの内なる変化に、確かな成長を感じて
当クラブチーム「PFC」が誕生して、4カ月が経ちました。
春の陽気の中でスタートしたこのチームは、まだまだ若く、経験も浅いメンバーが多い中での挑戦でしたが、今、子どもたちは確実に一歩ずつ成長を見せています。
◆ 最初は「挑戦」だった試合が、今では「楽しみ」へ
活動を始めた当初、子どもたちにとって試合は「緊張の場」であり、「怖さ」すら感じるものでした。自分のミスでチームが負けるかもしれない、相手が強くてうまくいかない、そんなプレッシャーの中で、試合に出るだけで精一杯という選手も少なくありませんでした。
しかし、月日を重ね、経験を積み重ねるうちに、試合そのものを楽しむ姿勢が芽生えてきました。
「次の試合、どんな相手かな?」「もっとこう動けばよかった!」と、自ら振り返るようになり、チームメイトと話し合いながら改善しようとする姿勢も見られるようになりました。
◆ 「強いチームと戦いたい!」その言葉に込められた覚悟
最近、子どもたちの口からこんな言葉が出るようになりました。
「もっと強いチームとやりたい」
「次は勝ちたい」
「チャレンジしたい」
この言葉を聞いたとき、私たちコーチ陣は心の底から嬉しくなりました。
誰かに言われたからではなく、「自分の中から」湧き上がってくる感情。
これこそが、ポノフットボールクラブが大切にしている「自発の心」の第一歩です。
子どもたちが、自ら考え、感じ、行動に移していこうとするその変化は、技術的な成長以上に価値のあるものです。
◆ 「勇活」の理念が、少しずつ血肉になっていく
ポノフットボールクラブでは、技術や体力だけではなく、選手として、そして人として大切な価値観を育むことを重視しています。
その中心にあるのが、「勇活(ゆうかつ)」の理念です。
- 勇気を持って挑戦する
- 今の自分を受け入れる
- 仲間を信じて託す
- 信念を貫く
- 結果よりも試合での自己表現を大切にする
- 活き活きと、自分らしくプレーする
これらの要素が、今まさに子どもたち一人ひとりの中で根を張り、成長の土台となりつつあります。
◆ 次なるステージへ ―「勝ちたい」気持ちに応える環境づくりを
私たちは、子どもたちが「強い相手と戦いたい」と願うなら、それに応える舞台を用意したいと考えています。
その思いに見合う経験、挑戦、学びを届けられるよう、今後はより質の高い対外試合や大会参加の機会も増やしていきます。
この4カ月で得たのは、技術や戦術だけではありません。
何より大きいのは、「自分で考え、行動する力」、そして「仲間とともに前に進む姿勢」です。
これからのPFCがどんなチームに育っていくのか――私たちコーチ陣も、保護者の皆様と一緒に、楽しみに見守っていきたいと思います。
引き続き、子どもたちの挑戦を温かく応援いただけますと幸いです。