全敗、完敗――それでも前を向く理由。
アントラーズカップ、見事に全敗。
力の差は歴然で、まさに完敗でした。
この大会で、勝ちに近づける何かを掴んだか?
正直に言えば――何も掴めませんでした。
けれど、私たちは知ったのです。
「負けて得るものは何もない」ということを、
“実感”として得たということを。
この痛み、この無力感、
この「何もなかった」という事実が、
選手たちの中に本物の火を灯すことを、私たちは信じています。
悔しいです。
でも、勇気をもって受け入れます。
そして、ただ前を向く。
己を受け入れ、信じる仲間に託し、ひたむきにやり続ける。
それが私たちの理念――「勇活」です。
試合は試し合い。
今回の結果に一喜一憂するよりも、
ここから活き活きと己に活つ選手になっていく。
私たち指導者も、責任の重さを痛感しています。
この敗戦の責任は、私たちコーチ陣にあります。
もっと彼らを勝たせてあげたかった。
もっと、ピッチで笑わせてあげたかった。
でも、だからこそ、ここで終わりではありません。
彼らが自ら求め、自ら成長していくように――
その背中を押し続けることが、私たちの仕事です。
そして、
選手たちを信じ、支えてくださっている親御様へ。
このような結果となり、本当に申し訳ありません。
けれど、どうか信じてください。
彼らなら、きっとできる。
私たちは心からそう信じています。
そして、それを現実にするまで絶対に諦めません。
私たちはこれからも、
大好きなサッカーを、心から楽しんで、
心から勝利を欲して、
相手に技術で勝り、
そして、
情熱で突き動くチームをつくっていきます。
一歩一歩、積み上げていきます。
ポノフットボールクラブの挑戦は、ここからが本当のスタートです。
